アーティストのピメリコが主体となり不定期に営業しているリーディングサービスです。場所は湯河原を中心に、オンラインや出張も行っています。
ネイティブアメリカンのティピーテントの中でくつろぎながらおしゃべりするような、そんな感覚で遊びに来てほしいと願い、Waves Tipee(ウェーブス・ティピー)と名付けました。
アーティスト・トークはたくさん開催されるけれど、アーティストが話を聞く機会がもっとあっても良いのでは?という発想と、ピメリコ自身の様々な新しい興味や探求と相まって、この企てが生まれました。
2024年8月、アーティストとしての感性とデータ好きな性格を生かしたリーディングと、オーダーメイドのアートワークショップを提供したいと思いWaves Tipeeを立ち上げました。

マスコットの《アマリリス》(色えんぴつ, ピメリコ作, 2024年)
よく聞く、しっかり見る、そんな姿勢をリスで表現しました。
ピンク色のアマリリスの花言葉は「おしゃべり」
ピメリコについて
現代アーティスト。2児の子育て中。
1975年生まれ。大学卒業後システムエンジニアとして企業で働いたのち、イギリスへ留学して現代アートを学びました。現在は神奈川県在住。
芸術活動では、動物や植物を擬人化したり、神話や古典文学を作家の視点から再構成するような映像や立体、パフォーマンス作品などを国内外で発表しています。
自然現象や動植物と人間を並列に捉えるような、古代のアニミズム的な視点を持っているのが特徴で、女性性と創造性の関連も作品に見られます。
作家個人の活動と並行してアーティスト・ラン・スペースWaves Projectを立ち上げ、展覧会やイベントの企画・運営を行っています。
最近では他分野の研究者と共同でワークショップなどを行い、美術の枠に収まらない発想や、ものの見方を伝える活動も行っています。
家庭では、障がいや不登校など様々な壁を子どもたちと一緒に乗り越えながら、多くの学びや発見を得て、母として成長させてもらう日々です。
ひとりではたどりつけない新しい景色の中で、偏見や不均衡に触れたり、人の温かさに励まされたり、自然豊かな場所で賑やかに暮らしています。
ピメリコウェブサイト
タロットカードとの出会い
シェイクスピアの戯曲「マクベス」に登場するthe weird sisters(3人の超自然的存在)を題材にした作品を作ったあと、SNSに流れてきたタロットカードの神話的・文学的な絵柄に目が止まり、自身の作品との親和性を感じて興味を持ちました。タロットカードを入手すると居てもたってもいられなくなり、プロの占い師に師事、カードリーディングと数秘術を学び、研修期間を設けてリーディングの経験を積みました。
タロットカードに描かれた神話または中世の場面を通じて、現代人の心や関係性を読み解くことは、過去と今、さらには未来と繋がり、まるで時を行き来できるような新鮮さを与えてくれました。
カードを複数組み合わせるリーディングでは、様々なシンボルや色、数、人物像や場面などが並び、語りかけてきます。偶然に現れる配置は論理を超えたコラージュ的な景色であり、夢のようですらあります。
タロットが映しだす景色は人間らしい多面的なリアリティを見せつけてくれると同時に、日常的な思考ではたどり着けない視点からのヒントを示してくれます。
自身や他者、集団の深層心理を映し出す鏡のような役割もあるため、状況を俯瞰してみたり、他者の思考や感情をみることもできます。
タロットカードは諸説ありますが起源は中世(13世紀〜15世紀)のヨーロッパと言われています。数秘術は紀元前の数学者ピタゴラスやカバラを起源としています。どちらもカバラの世界観がベースにあり、学ぶほどにどちらも深まる面白さと、ツールとしての有用性に魅了されてしまいました。
現在は、オリジナルタロットカードの制作にとりかかっています。お披露目できる時が楽しみです。
Waves Tipee のポリシー
お客様とのリーディングセッションで以下のようなことを心がけています。
・お客様の言葉を中立的な立場で聞きます。
・相談内容について、批判したり決めつけたりしません。
・カードや数秘術のアドバイスを的確かつ温かい言葉で伝える努力をします。
・お客様の感性やひらめきを尊重します。
・ご相談内容や個人情報などについて守秘義務を守ります。

Waves Tipee 部屋の様子
セッション中はカーテンを閉じます